50代の強制断捨離「したかったわけじゃないんだけど!」

サラリーマンの妻として結婚30年。
半世紀を生きてきて、そろそろ余生を・・・なんて考えていたら、いきなり家も夫も子供もいなくなってしまいました!
あれ?こんな人生想定外!
「もっと若ければ」と思いながらも、おばさん生きていかなくちゃ。いや、生きていかなくてもいいのか?と葛藤しながら、それでもお腹がすくからよく食べる。
よくわからないけど生きています!

気づいたら、ワタシ、おひとりさま!?

ガラーンとした部屋で

ガラーンと、ポカーンとしたココロの私。


とうとう、独りきりになってしまった?

?が付くのは、どこかで

「これは夢だ」

と思っているから。


娘と家を出て別居をしてちょうど3年。


自立しなければと言いつつも、

あがきながらも、

どこかで信じていた。


夫が立ち直ってまた仕事をするようになって、

また3人で一緒に、元のように暮らせるようになると。


しばらくグダグダしていた夫も、

少しずつ、動き出し

いくつか仕事を変えながら、

何か、やっと、やりがいのあるものにたどり着いてきた感じ、、?

になってきたのに。


でも、たとえ夫が立ち直ったとしても

それは、もうない。


娘がいないんだ。


そういう展開があったんだ、ということに気づかなかった。


一緒にお店をやろうとかいう夢も、

マンション買おうね、なんて話も、

たぶん、いや、もう絶対、ない。


彼女がそんなに急いだのは、

やはり、私たちの元を離れたかったのか。

私が、ちゃんと守ってあげられなかったからなんだろうか。


どれを考えても、涙が出てくる。


いろんなつっかえ棒が

全部ダ~ッと倒れてしまったかのように。

腹の底がヘナヘナする。


今度こそ、私は心が折れまする・・・!