アスペルガーの夫と向き合えなかった日々の後悔
こんなことになるまで、
一緒に住んでいる普通の夫婦だったら、
気が付かないわけはない、と思う。
いつからか、私は彼ときちんと話し合うということを
諦めてきたのかもしれない。。
いや、私は彼と話し合うということをしたことがあっただろうか?
そうなんだ。
彼は、話し合いができない人。
あるテーマで議論はできても、
例えば人間関係の話やメンタルな部分の話は全くできない、というか理解ができない。
想像力がなく、自分と違う考えが、理解できないので、
正しいか間違っている、白か黒になってしまう。
だいたい、怒ってしまっていなくなる。
彼の予定した日常生活の中に、前もって私たちを組み込んでおかないと
挨拶さえもしてくれない時もある。まるで見えていないかのように。
何かを相談したくても、する隙がなかった。
子供に対しても、そう。
思春期になると、激しいケンカで、家のものがたくさん壊れた。
でも、悪気や悪意はない。
彼は、彼のペースで生きているだけだった。
本当はいつからか、気づいていた。
もっと早く、このことに向き合っていればよかった。
義母や義妹に聞いた子供の頃からのこと、皆、あてはまる。
彼は、ある日、生活保護をもらう、と言い出した。
そして、しばらく病院に通って、診断書をもらってきた。
「アスペルガー症候群」
そう書いてあった。
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