50代の強制断捨離「したかったわけじゃないんだけど!」

サラリーマンの妻として結婚30年。
半世紀を生きてきて、そろそろ余生を・・・なんて考えていたら、いきなり家も夫も子供もいなくなってしまいました!
あれ?こんな人生想定外!
「もっと若ければ」と思いながらも、おばさん生きていかなくちゃ。いや、生きていかなくてもいいのか?と葛藤しながら、それでもお腹がすくからよく食べる。
よくわからないけど生きています!

家、出ます

夫は、生活保護をもらうという目標に向かって(笑)進んでいた。

どこかで、

ハリーポッターの著者が生活保護をもらいながら小説を書き続けた話を

読んだらしい。


生活保護をもらうためには

持ち家があってはいけない。

貯金もあってはいけない。

家族に収入があってもいけない。


持ち家がない状態にする、

つまり家を手放すことには、

そりゃ、死ぬほど残念ではありましたが同意した。


がんばってローンを払っていたのは彼だし、

そんなたくさんのローンを払わせてしまったことも気の毒に思った。


貯金、に関しても、

ほとんど彼に任せてあった財産は、私にとってはどうでもよいもの。


しかし、私のわずかな収入がネックになる、その部分においては

これをそういった理由のために辞めることには

大きなためらいがあった。


それはこの後も生きていくための最後の収入源であり

私の生きがいでもあったからだ。


そして、こんな私の元に長年通ってくださっている

100人余りの生徒さんたちを、あっさり、私の人生から切り捨てることなど

どうしても、できないことなのだった。


彼の希望を叶える方法はひとつ、

離婚をして私がこの家を出ることなのだと思った。