娘と家を出る決意をする
ひとり娘は多感な高校生、
父親のこの尋常でない状態に
影響を受けないわけがない。
彼女は生まれてからついこの間まで
お友達からはうらやましがられるような
贅沢な人生を
何の疑問もなく送ってきていたのかもしれない。
きれいな家のトイレやお風呂しか使ったことのない、
毎週、どこかで外食をして
1か月に一回はどこか旅行へ・・・。
会員権できれいなホテルにいつも泊まれる、、、
欲しいものはだいたい手に入り
やりたいことは何でもやらせてもらえる、、、
そんなふうに過ごしてきてしまっていたのだ。
*私たち夫婦はそんな家庭に育ったわけではないのだが。
お金の心配はしたことがない彼女に
この変化は酷だった。
父親との激しいケンカは毎日のように繰り返され
私はこういうケンカはできないのだが。。
二人のケンカの激しいこと・・・。
泣いてわめいて
家の物がどんどん壊れていった。
電話の子機やらコピ―機やら、高価なものは泣けたけど(笑)
そんな生活も、、もういけないと思った。
私は娘と一緒に家を出ることを決めた。
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