50代の強制断捨離「したかったわけじゃないんだけど!」

サラリーマンの妻として結婚30年。
半世紀を生きてきて、そろそろ余生を・・・なんて考えていたら、いきなり家も夫も子供もいなくなってしまいました!
あれ?こんな人生想定外!
「もっと若ければ」と思いながらも、おばさん生きていかなくちゃ。いや、生きていかなくてもいいのか?と葛藤しながら、それでもお腹がすくからよく食べる。
よくわからないけど生きています!

夫の自信

夫は、浮気をしたり、夜遊びをしたり、うそをついたり、

そういうよくある問題は全くない人でした。

仕事もいきなり辞めるまでは、かなりきちんと行っていました。

ですが、とてもやりにくい部分がありました。


自分のペースを人に合わせる、ということをできない人だったのです。


特に時間やスケジュールには融通が利かず

例えば、9時に出かける、と言った場合、

子供が急にトイレに行きたくなって1分遅れただけでも

「今日はとりやめ」

と部屋に戻ってしまう、とか。


当然、急な予定変更は彼と一緒の時は認められません。

「あ、○○買い忘れたから、予定にはなかったけどスーパーに寄っていい?」

なんていうのはあり得ません。


アポなしで来たお客さんにすごく冷たい態度をとったりとか。

要するに予定に入っていないので平気で無視をするのです。

それが私の親であっても。

あいさつくらい、できんのか!?


もちろん電話は出ません。

電話というのはいきなりかかってくるもの。

それが気に入らないというこどで。


話している相手が、

話の最中にかかってきた電話に出ることも許せない行為と、、

その後はだいたいケンカになります。


何より恐ろしいのは、

普段温和に見える彼が、

「それは間違っている」と感じたことに出会うと

突然スイッチが入り豹変する部分です。

言っていることは正論ではありますが、

そのくらいまぁいいじゃないということや、

ここでそれを言ったら、その後どうなるのよ、ということを

遠慮なしで、どこでもズバズバ、、相手を徹底的に責めまくるのです。

その激しさは、話している人にとって恐怖です。

そしてとてもしつこい。

相手がひれ伏して間違いを認めるまで、

どこまでもどこまでも追及してきます。


そういうことをしても、彼は相手に対して悪意はないのです。

「間違っているから間違っていると認めさせた」


でも、いい大人にそこまでさせてしまったら、

もうその人とはお付き合いはムリでしょう。


言い方を変えると

「大変に正義感がつよい」とも言えますが、

そのおかげで親戚づきあいや近所付き合い、ができず、

できないどころか、どこへ行ってもトラブルを起こし、

そのトラブルは私たちを巻き込み、

結局、どこへ行っても誰ともお付き合いが続かなくなってしまうのです。


彼は自分に自信があったのだと思います。

卒業した大学と学部、就職した会社名を言えば

「エリート」と言われました。

かなりの高額ローンも当たり前のようにカンタンに貸してくれました。


家の価格は1億を超えていました。

ほとんどがローンです。

そんなもん、借りられてしまったから、またえらいことになったんです。