50代の強制断捨離「したかったわけじゃないんだけど!」

サラリーマンの妻として結婚30年。
半世紀を生きてきて、そろそろ余生を・・・なんて考えていたら、いきなり家も夫も子供もいなくなってしまいました!
あれ?こんな人生想定外!
「もっと若ければ」と思いながらも、おばさん生きていかなくちゃ。いや、生きていかなくてもいいのか?と葛藤しながら、それでもお腹がすくからよく食べる。
よくわからないけど生きています!

なんとか暮らす日々

3年と少し前、

それまで一部上場企業に勤める夫のもとで何の不自由もなく暮らしていた私は、

50歳直前になって、夫の失業と破産、そして彼の発達障害から同居が困難になり、

建てて7年の家を手放し、娘と家を出て暮らし始めた。


家・財産・家庭・安定した衣食住を失い、

自分ひとりの力で19歳の娘とともに生きていかなければならなくなった。


広い家からたくさんの物質と思い出を捨てて、1LDKへ。


離れて暮らす親は認知症の母と、

ついこの間手術をしたばかりで母の介護にも追われる疲弊した父、、、と
頼れるはずもなく(頼られる方で)


子供は成人一歩手前ながら、まったく自立していないし、

かといって公的補助も受けられない年齢。

40代と50代では仕事を探すにも、かなり違うのだ。


今まで頑張った人生の円熟期に入っていこうとする人たちがいる中で、

ここへきて1からのやり直しスタート。

50にして本当の自立。
この50歳という微妙な年齢がキツイ。


ママ友云々とか子供の教育とか、嫁姑問題とか、ご近所付き合い等々、

もちろんそういう問題がなかったわけでもなく、それなりに与えられた場所では頑張ってきたはず。

仕事だって、子供を出産した月以外は、ずっと細々頑張って続けていた。


でも、放り出されてみると、社会的には全然自立していない自分、


途方に暮れる 日々。。。


心にたくさん傷をつけながらも、

こんなのもう嫌だ、と思いながらも、

人間、死ななければ生きている。


毎日は流れていく。。。


ひとつひとつ、、、

場所を移して再スタートした仕事(教室)が何とか新年度を迎えることができて

少し、暮らしに希望を持とうと思えるようになってきた。